「デイリー新潮」に載っていた、『皇位継承に干渉する国連の「決定的な誤り」とは 「保守派の英語による発信力は脆弱過ぎる」』なる記事への大須賀さんの反論は凄かった~!
結局は統一教会か!
結局は自称保守派の「不都合」の問題か!!
これについて私が何か書いても蛇足になりそうなので、私は大須賀さんが触れていない記事の最後の方、京都産業大学名誉教授・所功氏のコメントに関する部分に対して、批判を書きます。
所氏は一応、女性・女系容認論者です。
そのため、この「デイリー新潮」のようにゴリゴリの男系固執論者がメインとなっている記事に、バランスを取っているかのように装う「アリバイ作り」をするために、よく使われます。
そんな所氏ですが、今回の国連女性差別撤廃委の勧告については、「そもそも皇室典範を一般的な人権問題と同列で考えるのが誤り」「国柄の問題として捉えるべき」「皇室のあり方は、日本が独自に考えるべき問題」と批判しています。
ただし、男系固執派とは違って、男系男子に限定されたのは明治以降の時代状況のためで、「これまで8人の女性天皇が即位している」「決して女性を排除してきたわけではありません」とも言っています。
つまり、所氏の主張は高森明勅氏と全く同じです。
高森氏も、国連女性差別撤廃委の勧告は「主権侵害」であり、国際機関が口を出す問題ではないと批判した上で、しかし男系固執は真の日本の伝統ではないとして、この問題は日本国民が自ら決めるべきだと主張しています。
このような意見が「国際条約」に対する完全な無知からくることは、既に論じました。
日本は「女性差別撤廃条約」の批准国であり、条約は王位継承等も含めてあらゆる女性差別を撤廃することを目的としており、勧告はその条約に従って行われているものです。不服なら条約を脱退すればいいだけです。
https://www.gosen-dojo.com/blog/50608/
https://www.gosen-dojo.com/blog/50611/
しかしそれ以上に、私は最近こういう「女系容認学者」の、「国連は口を出すな、日本のことは日本人が決める」という偉そうな物言いに、腹が立って腹が立って仕方がないのです。
このまま日本人に任せておいたらどうなります?
国会議員の大多数が男系カルトに占領されている現状では、悠仁さままで先送りされて、そのまま皇統断絶となる可能性が極めて高いのですよ!?
所氏のような女系容認学者先生は、そうなっても「日本人が自ら決めたことだ」と認めるんですか?
それとも、こんな危機的な日本の現状を変えるために、何かやってるんでしょうか?
何もしないで、「私は女性・女系天皇容認が正しいことを知っている」と言ってるだけじゃないんですか!?
それでは、皇統は滅びるんですよ!!
一方、宗教学者の島田裕巳氏は、国連勧告について極めて冷静で正確に分析した上で、勧告によって「日本は愛子天皇実現の方向へむかわざるを得なくなった」と書かれています。
https://president.jp/articles/-/88043
国連勧告は極めて真っ当なものであり、現状ではそれを認める以外に、愛子天皇実現へ向かう方法はないと私も思っていますから、島田氏のご意見に賛成です。
国連勧告を拒否する所氏と、国連勧告を評価する島田氏、
一体どちらが真剣に、現実的に愛子天皇実現を望んでいる意見でしょうか?
私たちには、「知識自慢」に付き合っているヒマなんかないのです!
知識自慢なんか、よそでやってください!!